セールスフォースの豆知識2.0

セールスフォースの開発に役立つTipsをメインに、セールスフォースの新機能や関連ニュースなどをお届けします。

Marc BenioffのKeynote聞いてきました!

こんばんは、いしはま&いしいのメガネコンビです。

Marc Benioff の Main Keynote「We Are All Trailblazers: Customer Success In The Fourth Industrial Revolution」に参加してきました。

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■Keynoteにおけるキーワード

第4次産業革命、Trailblazerが何度も出てきて、印象深かったです。

■発表された「my○○」

今回は以下の「my○○」が多数発表されました。 簡単にまとめていますが、詳しい内容はリンク先のSalesforce Blogを確認してください。

mySalesforce

Salesforceを利用する為の完全なプランディングモバイルアプリを実現(独自アプリとして、App Storeや Google Play経由の配信が可能) https://www.salesforce.com/blog/2017/11/mysalesforce-branded-mobile-apps.html

myIoT

「IoT Explorer」を使い、Salesforce PlatformとIoTデバイスの連携を実現(少ないコード量で実装でき、開発者でなくても、データ連携を実現可能) https://www.salesforce.com/blog/2017/11/introducing-myiot-internet-of-trailblazers.html

myLightning

Lightningベースで作成されたアプリケーション、ポータルなどへブランド反映を実現(Salesforce上で動いていると感じさせないレベルまできてます) https://www.salesforce.com/blog/2017/11/mylightning-lightning-customization.html

myTrailhead

ゲーム感覚でSalesforceを学んでいくTrailheadを、TrailBlazerに開放(自社向けの入社時研修カリキュラムや、専門的なスキル取得に活用可能) https://www.salesforce.com/blog/2017/11/mytrailhead-reinventing-trailblazer-learning.html

myEinstein

Point & ClickでAIの活用を実現。新たにデータ採点プロセスと、Bot作成が可能(Einsteinがデータ採点することで、解約しそうな顧客を事前察知したり、定型業務(商品の色変更・配送先変更)をChatBotが対応することが可能) https://www.salesforce.com/blog/2017/11/myeinstein-custom-ai-powered-apps.html

■「カスタマーと繋がること」の重要性

また、このKeynoteでは、既に活躍されている沢山の「TrailBlazer」が登壇し、紹介されていました。その中から、Main Keynoteで感じた「カスタマーと繋がること」について印象に残った部分を少し書きたいと思います。

GirlScouts

少女たちへの教育と機会の提供。 スキル獲得をバッチによって可視化することで、親や友達とのコミュニケーション 成長記録を可視化することでの本人の達成感・成長意欲の促進といった取り組みがとても興味深かったです。

Adidas

顧客との繋がりが切れるタイミング(例えば、買い物中に友達からSNSメッセージが割り込み)からの興味の再喚起(パーソナライズされたWeb広告)、ランディングしたページのパーソナライズ(直前の興味を元に表示をコントロール)といった動きが自動的に行われる世界観に加え、購入後の送付先住所の変更、スニーカーの色変更等をBotが対応するデモもよくできていました。

上記の2つで印象的なのは、GirlScoutsはテクノロジーの進化によって人と人のコミュニケーションが増える話。Adidasは人と人のコミュニケーションが自動化されたり、AIに代替される話。 どちらもカスタマーと繋がりが強くなりましたが、その先には異なるコミュニケーションが変化が起きています。そこにあるのはカスタマーの満足に必要なもの(顧客理解の深化)をテクノロジーが解決したんだと思います。

ちなみに弊社のCariotでも「当たり前につながる世界」の先、顧客理解の深化とテクノロジーによる進化に取り組んでおり、今日のKeynoteを聞いた後にふとウチも頑張らねば・・・と改めて感じた次第です。

(参考)

いろいろなモノが「当たり前につながる世界」を前提に、顧客体験をデザインする https://wirelesswire.jp/2016/09/56710/

■最後に

本日のKeynoteの結び(私の理解なので違ったらすみません)で聞いた 「世界には緊張が走っている。イノベーションは進んでいる。テクノロジーが活用されている。テクノロジーは我々を結ぶために使うこともできるが、切り離すために使うこともできる。生活の質を上げることも下げることもできる。 テクノロジーで何をするのかが大切。みなさんのすることにわくわくしている。」 がとても良い言葉だと思ったので、書いておきます。さあ、明日もセッションまわるぞ~。