こんにちは、なかやまです。
来週には夏がやってきますね!個人的に日本の夏というと7月〜8月を想像するのですが、Salesforceの季節的には来週から夏になります!
どういうことかというと、Salesforceの世界では年3回のリリースがあり、Spring・Summer・Winterとリリースタイトルがついてくるのですが、今度の6月11日(日)が日本で利用されているインスタンスのリリース日になります。そしてそのタイトルがSummer'17というわけです。
さてさて今週も「それゆけ!Salesforce」のお時間がやってまいりました。ブログを購読するだけで、ゆるくSalesforceの豆知識が身につきますよ^^
今日のお話は、「Sandboxのメールアラートが動かない!?」です。
Salesforce開発経験が長い人からすると、よくある話ですね。
それではどうぞ↓↓↓↓↓
「Sandboxのメールアラートが動かない!?」
Sandboxでメールアラートの動作確認をしている同僚。でも上手くメールが送信されないようです。Sandboxは開発環境だし、メールの送信には時間がかかるのかな?
でも1日たってもメールが届かない、これはおかしいぞ。。
メールアラートが有効になってるし、メールアドレスも間違ってない、、、一体何がだめなんだー。
なかやま的に、Sandboxでメールが送信されない原因のNo.1がこれだと思ってます。
Sandboxを新しく作ったり更新(リフレッシュ)すると、メールを送信するためのアクセス権の設定がデフォルトで「システムメールのみ」になってしまいます。
次のメニューを見てみましょう『メール管理>送信』
アクセス権が「システムメールのみ」になっていませんか?ここを「すべてのメール」に変更することでメールアラートなどの動作確認ができるようになります。Sandboxから間違ってメールを飛ばさないための親切設計ですね。
設定値は次の通りです。
- アクセス権限なし: ユーザへの送信メールやユーザからの送信メールをすべてブロックします。
- システムメールのみ: 新しいユーザやパスワードのリセットメールなどの自動生成メールのみを許可します。
- すべてのメール: すべてのタイプの送信メールを許可します。←通常の組織ではこれがデフォルトになっています
もう1つ。Sandboxを作った場合にユーザのメールアドレスも全て変更されてしまいます。これも間違ったメールを送信しないための対策ですね。
Sandbox を作成または更新したときは、本番ユーザに Sandbox で自動作成されたメールメッセージが送信されることがないように、Sandbox 内のユーザのメールアドレスが変更されます。ユーザのメールアドレスには example ドメイン (@example.com) が付加され、元の @ 記号は = に置き換えられます。この変更により、システムでこれらのメールアドレスが無視されます。たとえば、本番環境の awheeler@universalcontainers.com というユーザメールは、Sandbox に移行されると awheeler=universalcontainers.com@example.com になります。テストの一部として自動生成されたメールを Sandbox ユーザに送信する場合は、Sandbox にログインしている間にメールアドレスを修正できます。
参考)Sandbox の設定に関する考慮事項
https://help.salesforce.com/articleView?id=data_sandbox_implementation_tips.htm&language=ja&type=0
もし、Sandboxでメールが送信できないと困っている同僚がいたら、教えて上げてください〜。
Sandboxでメール送信ができない時に確認すること
- メールを送信するためのアクセス権を見直す
- メールアドレスに間違いがないか確認する
参考
Sandbox環境のリフレッシュ後、Sandbox環境においてメール送信ができなくなりました
https://help.salesforce.com/articleView?id=000176291&language=ja&type=1