こんばんは、いしはま&いしいのメガネコンビです。
Marc Benioff の Main Keynote「We Are All Trailblazers: Customer Success In The Fourth Industrial Revolution」に参加してきました。
■Keynoteにおけるキーワード
第4次産業革命、Trailblazerが何度も出てきて、印象深かったです。
第4次産業革命については、 http://www5.cao.go.jp/keizai3/2016/0117nk/n16_2_1.html
SalesforceにおけるTrailblazerについては、 https://www.salesforce.com/jp/blog/2016/10/trailblazers-vol1.html
■発表された「my○○」
今回は以下の「my○○」が多数発表されました。 簡単にまとめていますが、詳しい内容はリンク先のSalesforce Blogを確認してください。
mySalesforce
Salesforceを利用する為の完全なプランディングモバイルアプリを実現(独自アプリとして、App Storeや Google Play経由の配信が可能) https://www.salesforce.com/blog/2017/11/mysalesforce-branded-mobile-apps.html
myIoT
「IoT Explorer」を使い、Salesforce PlatformとIoTデバイスの連携を実現(少ないコード量で実装でき、開発者でなくても、データ連携を実現可能) https://www.salesforce.com/blog/2017/11/introducing-myiot-internet-of-trailblazers.html
myLightning
Lightningベースで作成されたアプリケーション、ポータルなどへブランド反映を実現(Salesforce上で動いていると感じさせないレベルまできてます) https://www.salesforce.com/blog/2017/11/mylightning-lightning-customization.html
myTrailhead
ゲーム感覚でSalesforceを学んでいくTrailheadを、TrailBlazerに開放(自社向けの入社時研修カリキュラムや、専門的なスキル取得に活用可能) https://www.salesforce.com/blog/2017/11/mytrailhead-reinventing-trailblazer-learning.html
myEinstein
Point & ClickでAIの活用を実現。新たにデータ採点プロセスと、Bot作成が可能(Einsteinがデータ採点することで、解約しそうな顧客を事前察知したり、定型業務(商品の色変更・配送先変更)をChatBotが対応することが可能) https://www.salesforce.com/blog/2017/11/myeinstein-custom-ai-powered-apps.html
■「カスタマーと繋がること」の重要性
また、このKeynoteでは、既に活躍されている沢山の「TrailBlazer」が登壇し、紹介されていました。その中から、Main Keynoteで感じた「カスタマーと繋がること」について印象に残った部分を少し書きたいと思います。
GirlScouts
少女たちへの教育と機会の提供。 スキル獲得をバッチによって可視化することで、親や友達とのコミュニケーション 成長記録を可視化することでの本人の達成感・成長意欲の促進といった取り組みがとても興味深かったです。
Adidas
顧客との繋がりが切れるタイミング(例えば、買い物中に友達からSNSメッセージが割り込み)からの興味の再喚起(パーソナライズされたWeb広告)、ランディングしたページのパーソナライズ(直前の興味を元に表示をコントロール)といった動きが自動的に行われる世界観に加え、購入後の送付先住所の変更、スニーカーの色変更等をBotが対応するデモもよくできていました。
上記の2つで印象的なのは、GirlScoutsはテクノロジーの進化によって人と人のコミュニケーションが増える話。Adidasは人と人のコミュニケーションが自動化されたり、AIに代替される話。 どちらもカスタマーと繋がりが強くなりましたが、その先には異なるコミュニケーションが変化が起きています。そこにあるのはカスタマーの満足に必要なもの(顧客理解の深化)をテクノロジーが解決したんだと思います。
ちなみに弊社のCariotでも「当たり前につながる世界」の先、顧客理解の深化とテクノロジーによる進化に取り組んでおり、今日のKeynoteを聞いた後にふとウチも頑張らねば・・・と改めて感じた次第です。
(参考)
いろいろなモノが「当たり前につながる世界」を前提に、顧客体験をデザインする https://wirelesswire.jp/2016/09/56710/
■最後に
本日のKeynoteの結び(私の理解なので違ったらすみません)で聞いた 「世界には緊張が走っている。イノベーションは進んでいる。テクノロジーが活用されている。テクノロジーは我々を結ぶために使うこともできるが、切り離すために使うこともできる。生活の質を上げることも下げることもできる。 テクノロジーで何をするのかが大切。みなさんのすることにわくわくしている。」 がとても良い言葉だと思ったので、書いておきます。さあ、明日もセッションまわるぞ~。